結局 自信を持って見つけられるのは

オリオン座だけで

２人で笑いながら帰った塾の帰り道

今は都会で頑張っている友

今度帰ってきたらまた一緒に探そう

きっとあの頃と変わらない

オリオン座をさ



～星座～

どうしてもオリオン座しか見つけられない

結局自分のことしか考えられず

あなたを傷つけてしまっていたあの頃

やっと分かった　どれもこれも自業自得

だから　

もしもまた巡り会えたなら

その時は伝えたいことがあるの

二人の最後の時まで優しく

言葉を選んでくれていたあなたへ

今ならきっと　私は



～巡り会えたら～

無口な君が

別れ際に放った

「好き」

耳奥にいつまでも響き

その破壊力に

自分の気持ちを知った夜



～別れ際に～

色づく木葉の絨毯に

躊躇なく寝転がった君

慌てる僕を見上げながら

無邪気に笑った

いつもは少し寂しく感じる秋

だけど今は君がいて　

ただそれだけで

僕の目に映る景色は美しく　

色鮮やかに変わっていった



～秋～

この窓から 変わりゆく景色を

一緒に何度眺めたことでしょう

美しい月の夜　激しい嵐の日

喧嘩した夜　仲直りした朝

色んな景色を見ましたね

今も変わらず横にいてくれる君

すっかり白くなったお互いの髪

どれもこれも

とても愛おしく感じるのです



～窓から見える景色～