昨日までの私はもういない
あらゆる束縛を解き放って
あの窓へと駆け出す
心が羽をもって
空高く飛び立つ
踊るように 軽やかに
すべては自分次第
私を縛る足かせ
そんなもの初めからなかった
今やっと気づいたから
~踊るように~
君がくれた 小さな貝殻
ただの貝殻
なのに見るたび浮かぶ 君の笑顔
これはただの貝殻 君がくれた
ただそれだけで 高鳴る鼓動
気づいてしまった
君が好き
~貝殻~
月の光に隠れて
ひっそり煌めく小さな星
あぁ君はそんなところにいたんだね
ずっと君を探していたんだ
隠れないで さぁおいで
君が輝く時がきたんだよ
~きらめき~
以前、タクシーに乗った時こんなことがあった。
工事が始まったばかりの橋を通りかかると、運転手さんが私にこう言った。
「この橋が完成するまで自分は生きてるかなぁ」と。
私は深く考えもせず、すぐに
「え、生きてますよ!」と当然のように答えた。
すると運転手さんは
「うわぁ~そんな風に言ってもらって、本当に見れるような気がしてきました。
そんなこと誰も言ってくれなかった。嬉しいなぁ!元気がでました!」
こちらを一瞬振り返り、本当に嬉しそうに言われてて。
それが夜になってもずっと気になってて。
もしかして運転手さんは何かの病気だったのかな?
それで完成するまでは生きられないかもってことだった?
考えても答えは分からないことだけど、自分が言った些細な一言で、あの運転手さんが見せてくれたあの笑顔。この橋を見るたび思い出す。
願わくば、完成した橋を今も元気に渡ってありますように。
~些細なことでも~
空気のように透明に生きたい
誰にも見つからないように
静かに 心閉ざして
なのにあなたは私を見つけ
優しく手を添え
ただそっと寄り添ってくれたの
私の目から透明な雫が落ちて
ほわっと光が灯りました
暖かくて優しい でもまだ頼りない
産まれたばかりの小さな光
消えないよう
そっとそっと両手で包んだ
~心の灯火~