私の名前は鳥羽愛子です。
My name is Aiko Toba
“愛子鳥羽”
友達
友達とは、言葉がなくても伝わる存在だ。誰かに話せない悩みや、心の奥の小さな不安も、黙っていても分かってくれる。笑い合えるときは一緒に笑い、悲しむときはそっと隣にいてくれる。友達がいるからこそ、どんな道でも歩き続けられる。時にはぶつかり、離れることもあるかもしれない。それでも、互いの心に刻まれた思い出が、いつも心の支えになる。
友達とは、かけがえのない人生の宝物だ。
実話です。
思いを伝えきれていないまま、好きな人が突然渡米することになった。その人とは何回かデートに行く仲で、近頃思いを打ち明けるつもりだった。
忘れはしない。2018年3月8日、誰もいない岐阜羽島駅。
僕はその人に最後に会いに行った。その時は、ここは最後のチャンスだとしか思っていなかった。
朝9時、駅で会った。相手もいつもとは違う感じで、どこか落ち着きがなかった。新幹線はもうすぐ来るとのことで、少しだけ話してその人は行こうとした。その人が改札に入る直前に僕は言った。
「い、行かないで」
すごく情けない声だったと思う。その人も驚いた感じでこちらを向いた。そしてお互いに歩みより、僕は言った。
「ずっと好きでした。アメリカでも頑張ってね」
全身から汗が出た。ここまで頬を赤らめた瞬間は今まであっただろうか。
「私も。」
数秒の沈黙のあと、その人は言った。
「わかった。行かないでおくよ」
「はぇ?」
僕は展開が予想外すぎてこんなことしか言えなかった。それからというもの、、、
なんと手続きをやり直してその人は日本に残ることになりました。
いやいや、嬉しきこと限りなしですよw。だけど、完全に最後かと思ってましたからね。別れ際特有の展開も期待してましたよ。人の渡米をやめさせるという結構重大なことをしてしまいました。
今も幸せにやってます。それ以降毎年3月8日には岐阜羽島駅を訪れています。
海。目上向けば何処までも続く蒼い空。
雲など微塵もない。此れぞ快晴だ。
あの空から見てるか、亡き人々よ。
しっかり見とけよ。
貴方達の残した青春は今、僕らが謳歌している。
制服だからしばらく衣替えとかしてないな。