誰よりも
誰よりも私が貴方を愛しているの
そんな彼女捨てちゃいなよ、私の方が尽くせるよ
時々君のことを愚痴ったり、他にいい男がいるとか…
そんな彼女さんの話を聞くたびに、私の方がいいのになって思うの
誰よりも私が貴方を愛してる
誰よりも私が貴方の事を分かってる
誰よりも私が貴方に尽くせるはず
…尽くせるはずなのに、尽くせるはずだっていうのに
どうして、そんな女を選んでしまったの?
10年後の私から届いた手紙
23✕✕年
今の最新技術で10年後の自分から手紙が届く、というものが流行っている
友達の話によると今と変わってなくて面白い、予想と違くて驚いたなんて話を聞く
やってみようかな、私も暇だし
そんな軽い気持ちで流行りにのってみた
…え?なんで不届なの…?
待ってて
『僕、大人になったらみさきお姉ちゃんと結婚する!』
『そっか、じゃあ…ゆうた君が18になるまで待ってて』
僕が5歳頃に約束した事、今も覚えてるかな
僕が一つ年が上がるたびに聞く内容は同じだった
『まだ駄目なの?…なんで18才なの?』
『まだ待っててね、これからゆうた君も、素敵な人が見つかるかもしれないし』
僕の18の誕生日が近づいた頃、僕は真剣に結婚について考えていた
最悪な出来事が起こった
昔、お姉ちゃんと一緒に遊んでいた子に聞いた話で
“みさきお姉ちゃんが事故で亡くなった”って
…僕、13年も待ってたんだよ、みさきお姉ちゃん
花束
僕はなんて幸せ者なのだろう
家族や知り合いが涙を流して、僕を見つめている
式の最後に、親友だったアイツに花束を貰った
再度、僕はなんて幸せ者なのだろう、と棺桶の中で思った
スマイル
貴方にそんなこと言われたから
私はきっと、気恥ずかしそうにぎこちない笑顔を返した
ちゃんと笑えていただろうか、と考える
今でも覚えている、あの時、貴方が私に放ったセリフを
『スマイル一つ、お願いしますw』 ってね