「あなたが生きててよかったって思ったのはどんな時ですか？」

#question

生きるのを諦めないこと。

それはあなたと私の最期の約束。

「だけど、もうどうしようもなく苦しくて無理だって思ったら会いにおいで」

そう微笑んだあなたがいたから私はまだ生きている。


#約束

つらい時にはそれを求めて頼りたくなるけれど、普段は気にもとめない。　

どんな場所にも存在していて、時間とともに姿形を変える。

元気をなくした人は助けを求めて自らそこに向かう。
そして、一休みしてまた歩き出す。

日陰のような場所こそが理想の形ではないだろうか。


#日陰

あなたがありのままでいることは、それだけで価値のあること。将来の夢とか、生きる意味とか、そんなの分からなくたって何にも問題はないの。

ありのままの自分を愛して。
不甲斐ない、不器用な自分を認めてあげて。
この理不尽でどうしようもない世界に絶望しても、世界中の誰もが敵だと思っても、あなただけはあなたの味方でいてあげて。

#ただひとりの君へ

まだ小さかったあの頃は、この手のひらで何でもできる気がしてた。掴むのに失敗したって、拙くたって、諦めることなんてなかった。全てが楽しかった。

あの頃に比べて手のひらは大きくなったのに、掴めるものはどんどん少なくなっていく。できることは増えたけど、自分には無理だからって諦めることも増えた。手を伸ばすことすらしなくなった。

これが現実を知ったということならば、なんて悲しいんだろう。自分の手のひらには無限の可能性があるって信じたままでいたかった。

#手のひらの宇宙