「おはよう、私」
今日もいい笑顔ね、可愛いよ。
なんて今日も鏡の自分に言うの。
いつからだろうか、
鏡を覗いて
"まだ鏡の中の私が
笑ってるから大丈夫"
って思い始めたのは。
泣き方なんて分からない。
人の頼り方も分からない。
私には笑う事しか残ってないの。
可哀想だよね。
2024.11.4.鏡の中の自分 07
夜になって独りになる怖さ。
人と会う怖さ。
そして、明日が来る怖さ。
色んな感情が眠りにつく前に
押し寄せてくるの。
寂しいなんて思うけど
結局は抱きしめてくれる人も
悩みを打ち明ける人もいなくて
今日もひとりぼっち
明日は何があるのだろう、
そう考えると
やっぱり眠りにつく前は
不安でいっぱいになる。
だから今日もいつもみたいに
音楽をかけてスマホを強く握って
ひとり、夢におちる ──
2024.11.2.眠りにつく前に 06
「この時間が永遠に続けばいいのに」
なんて願うけど永遠なんて
この世に存在しない。
そんなことはわかっている。
だけど、この時間だけは。
変わらないでほしい、ここだけ
時間が止まってしまえば……。
そんな叶うはずもない願い。
今日もどこかの誰かが願ったかもしれない。
だけど、確かにあったのだ。
変わらないでほしい出来事が。
" この思い出は永遠に忘れないよ。
だから、君も覚えていてね ── "
2024.11.1.永遠に 05
早く中学生になりたかった小学生
早く高校生になりたかった中学生
早く社会人になりたかった高校生
でも、社会人になった今思うことは
なんでもできた小学生に。
もっと勉強をしておけば良かったと後悔している中学生に。
もっと友達を作って青春を作ればよかった高校生に。
特別、何かあったわけじゃない。なのにあの頃が1番楽しかったな。
あの懐かしい日々に戻りたいね。
2024.10.31.懐かしく思うこと 04
人生にもう1つの物語があるのならば
それはきっと、自分が過ごしたかった人生なのだろう。
理想の物語を自分で創り出すの。
今の人生に満足していない?
過去をやり直したい?
それとも、今の自分を
最初から無かったことにしたい?
ほんとばかじゃないの。
もう1つ物語があったとて結局
今の物語が1番幸せだと私は思うよ。
2024.10.29. もう一つの物語 03