15両編成の電車が気持ちいいジョイント音を響かせ
ながら、 早川駅 〜 根府川駅 を 走行中だ。 海がとても
綺麗だ 鮮やかな青、太陽の光、 この景色が1番好きだ
そうだ、俺はグリーン車からこの景色をよく見ている
秋晴れの日 海を眺めながら グリーン車で食べる
駅弁は普段よりも美味しく感じて、つい食べ過ぎて
同行人に怒られてしまうが許して欲しい。不可抗力だ
そうだ、こんな穏やかな秋晴れの日は 海に行って
砂浜を走って、クタクタになった体にポカリスエットを
注入して、母親が握ってくれた鮭おにぎりを食べたい
そんな、何気無い日が意外と好きだ。
深々と雪が降るとある2月の日 僕と御付き合いをしてい
る彼女は 雪が降る日は無邪気な子供見たいに大はしゃぎ
をして僕に 『ねー!雪凄いよ!ほら! ___もおいでよ』
と言ってくるが僕は雪が苦手だった。理由は簡単
寒い上に手袋をしていない掌の上に乗せると痛くなる
手袋をしろよと言うのはごもっとも。けれど僕は
そこまでして雪を触ったりしたくは無い、はしゃぐ彼女
を見て満足してしまっていた。 だから僕は
「んー?良いよ、僕は___が楽しんでる姿を見たい」と
返答していた。 今でも思い出すあの時の彼女の
苦しそうな表情。 ああ……一緒に遊べば良かったと
今でも思う。
忘れたくても忘れられない 僕の好きで大切だった
たった一人の女性 。 今は幸せですか? 僕は
____です。
私は この世で1番愛して大切に育てていた娘を
不慮の事故 で 亡くしてしまった 。 とても悲しく
辛く 寂しかった 。 夫も親戚も 残念そうな顔をするだけ
で… 私には それが 解らなかった。 どうして それだけ
で 済むのだろうと 悩んで 悩んで 10年が経った
とある日の 昼下がり 夫は 何時も通り 仕事へと出向き
帰ってくるのは 18時頃 だと言っていた。 私は 今日
自らの手で 自決を考えた。 何故かって 娘の命日
自決には 打って付けの日だった
沢山の 睡眠薬 コップに入った水 夫への手紙 準備は
整った。 待っていて娘 もうすぐ 会えるから
…… そう思った時だった リビングにある 大きな窓
風に揺れるカーテンの隙間から 1本の柔らかい光が
差し込んだ。 次の瞬間 強風が吹き 睡眠薬もコップも
全て私の目の前から消えていた。嫌 床に倒れていた
私は驚いて放心状態の儘床にペタりと座っていた
気が付いたら夫が帰ってきて 驚いた顔をして 足早に
私の所へ来た。 そして 私の身に起こったこと 全て
話をした。 そうしたら 夫がこう言った
『まだ来ないで。私は大丈夫だよ お母さん 』と 言いに
来たんだよ って 。
その一言がまるでそこに娘が居て実際に言っているよう
に感じて 私は夫の胸の中で幼い子供のように泣きじゃく
った。
突然だが、私は今日学校で 同じクラスの男子生徒に声を
掛けられた。 接点が余り無く何故私に声を掛けたか
全くと言っていい程分からなかった。 その後は普通に
授業を聞いていた。 ホームルーム終了後話し掛けて来た
男子生徒に階段の踊り場に来て欲しいと 言われ 私は
頷いた。 その時 廊下側の1番後ろの席からの鋭い眼差し
に気付かずに 男子生徒と階段の踊り場に行った。
世間話に花を咲かせていたのも束の間 急に告白された
私が断りの返事をする前に 『彼』が来た。 そう
鋭い眼差しをしていた『彼』が 。 そして 告白をして
来た 男子生徒に向かってこう言った
『俺の彼女に、告白してんなよ。 』 私はその瞬間
頬が赤く染まった。
突然だけれど、僕は虹が大好きなんだ
え、それはどうしてか? んー……色々理由はあるんだけれど雨上がりの空って綺麗な青でしょ?そこに 7色の架け橋が掛かる…そう、その架け橋こそが虹なんだ!
それでね、雨が上がった後に僕は自転車を漕いで小さな公園に行くの。漕いで来た自転車を邪魔にならない所に
止めて ブランコがある場所まで走って行くんだ
それで、ブランコに乗って漕いで 高い高いあの綺麗な虹に手が届く様に漕ぐの! けれど、僕は知ってる 虹に手が届かない事を…… でも、僕は高い高い場所に綺麗に輝く虹が大好きだから雨上がりの公園でブランコを漕ぐの