11/14/2025, 6:45:34 PM
「私があんたを守る!んで、あんたが私を守る!」
「相棒」
なんて、思春期のガキみたいな関係を押し付けてきたあいつとの約束を俺はまだ律儀に守っている。
あいつは無知で、不器用で、無駄に元気だけはあって、性善説を本気で信じてるような能天気で、このご時世には珍しいくらいに純粋なやつだ。
「あんたがいてくれてよかった。」
そうやってなんの躊躇いもなく思ったことを口にするあいつは、いつも俺の欲しい言葉をくれる。
だからあいつが生きている限り、俺は約束を果たそうと思う。
俺のぽかりと穴が空いた心を塞いで満たしてくれたように、俺もあいつの小さな希望が吹き消されぬよう寝ずに火の番をしてやるのだ。
"ささやかな約束"