拍手が聴こえる
観ているものがいる
得体の知れない不快感

暗がりの中で

紅茶の香りを漂わせて盤上をこねくり回したのしそうに笑う姿をみて、頭いいやつって性格悪いんだなって思ったっけ。
あいつに可愛がられるのはごめんだな。

「よう」

「死ぬ時はどんなに離れてても私の前でね」私の言葉をバカにしたように笑った男が贓物はみ出た血まみれの体のくせに私の前に堂々と立っている。


愛言葉

友よ お前の酷い裏切りのせいで人と関わるのが怖くなった
とりあえず殺しに行くから地獄で待ってろ

友達

光を背負うな
上に立つな
何者でもないあんたに会いたい


行かないで