8/8/2023, 11:40:09 AM
ふたりの囲む、最後の線香花火の、炎がじきに落ちる、燃えあがったあの一瞬だけ、恋人ぽかったふたりは、ほら、もう誰からみてもただのわたしときみ
8/7/2023, 3:55:06 AM
たとえば、きみは太陽より月のひかりのほうがいくらかまばゆいと思っている、だからもうずっときみはきみのままで、きみはわたしにはなれなくて、わたしはきみになれない、ふたりはひとつになれない、だからずっとすきだった。
8/4/2023, 5:26:41 PM
なじまないアイシャドウでめかして、こもれ陽いっぱいの小道、穴だらけの影からのぞくきみの肌がつめたい
8/3/2023, 2:35:21 PM
きみをぎゅうと抱きしめて、ほほえみをこぼすようにそっと白い首にキスをして、くちびるにふれたぬくさに、とろとろとやわらかい涙がお腹から込みあげて、すっと鼻すじをくすぐって、それをやさしくぬぐわれてうれしくて、あたしを傷まみれにしたのも、しあわせまみれにしたのも愛だ
7/30/2023, 6:27:55 AM
気が遠くなるくらいに、長い長い時間のなかで、わたしの恋が育まれている、蛇行して、よごれて、今もなお生きている、きみに殺されるために