この雨はいつまで続くのだろうか？
明日まで？それとも一生このまま？
なんだっていい。
雨だって降りたくて降ってるわけじゃないんだから。

あの頃に自分は、中学三年生の時だ。
受験生だったのにも関わらずテレビばかり見て友達と遊んでばかりで全然受験に危機感を持っていなかった。
危機感を持ち始めたのは、三学期が始まった頃。
休み明けのテストで酷い点を取ってしまった。
もちろん、親にはひどく説教をされ1人でめちゃくちゃ泣いた。
そこから3ヶ月しかないけど本気を出した。
体調に気をつけながら真剣に取り組んだ。
合格発表の当日。
自分の番号があるかどうか恐る恐る目を開けると自分の番号が目に飛び込んできた。
その時の嬉しさは今までで1番嬉しかった。

辛い過去や嫌やことから逃れたい。
そうずっと思ってた。でもできない。
それは、全て経験だから。

「また明日」って言って手を振る。
小学生の時は友達と別れる時によくしていた。
友達はすごく笑顔で手を振ってくれる。
そんなことだけで明日の学校が楽しみになる。
そして、今。
その友達とは学校は違うが駅からの帰りが一緒になる。
二人でしょうもない話をして笑いあって。
そして、「また明日」と。

透明。
それは美しく透き通っており、神秘的なもの。
私はそれは色だと思う。
そう、目には見えない不思議な色。
あたりを見渡せば透明という不思議な色で世界は溢れている。