どこか遠く
自分の知らないところでも構わないから


あなたさえ幸せでいてくれるなら、
それだけでいい

いつか誰かが愛してくれるのだろうか
それだけが知りたいし、知りたくもない

君と出会ってから
毎日が信じられないほどカラフルになって
その色鮮やかさに目眩さえ覚える

いつまた、
あの頃のどうしょうもない世界に引き戻されるのか

その不安が、日増しに心を蝕んでいくだけ

桜も金木犀も、
一年中ずっと咲いてくれたらいいのに。

とは思うけれど、実際にそうなら
この有り難みも情緒もないのだろうな。

君を救えた世界もあるのだろうか

君が幸せでいてくれた世界もあるのだろうか

君と笑い合える「今」が、どこかにあったのだろうか