終わり際に嗤う

【始まりはいつも】

あと数センチ

あと、もう少しだけ

君もそう思ってくれていたなら

なんて。

そんな顔で笑わないでよ、

【すれ違い】

まだ太陽の熱が残る

ただ、普通の1日。

なんてことない

木の葉色づく今日の空

【秋晴れ】

降り注ぐのは曇天の下
体温すら奪う冷たい雨か

それとも日々の疲れを癒す
暖かなシャワーの雨か

水に流すどころか
頭から悪夢を被っているような感覚

いつかの記憶に
口をついてでるのは
ごめんなさい

一体、誰に

【忘れたくても忘れられない】

カーテンの白波

ざわめく葉の陰り

空を泳ぐ雲

ひとつ挟んだ向こう側

このくらいが、ちょうどいい

【やわらかな光】