マグカップ
母が施設に居ます。認知症があり、私のこともわかっているのか、いないのか‥。
好きな柔らかいお菓子や、飲み物を持って行きます。
母のマグカップを持参した時、それを見て思い出したように絵柄を見てました。何だか、懐かしいそうに。
それ以来、母の使っていた小物を持って行ってみせる様にしてます。
もしも君が
もしも君がカッパだったら、楽しいだろうな。スーパーの特売日にいそいそと出かけ、きゅうりのお買い得品をたくさんゲットして来るんだ。
山のようなきゅうりを見た君は、嬉しそうに微笑む。僕にとっては、最高の瞬間さ!
別に君がカッパでなくても良いんだよ。ケンカせずに仲良く暮らせれば。互いを否定するだけの生活はもういいや。
君がカッパにならなくても、仲良く暮らしたいだけさ。
君だけのメロディ
ビートばかり聞こえる楽曲じゃない
メロディを一緒に口ずさめる
そんな曲がいいの。
君だけのメロディ、
そんな風に思えるメロディアスな音楽が好きなの。
メロディを大切に、そう思うのは時代遅れなの?
君と歩いた道
わたしが通っていた高校は、最寄りの駅から徒歩で25分。汽車通学で20分乗ったあとに歩きます。
あの頃は携帯なんて無い時代。友人達との情報交換はとにかく話すこと。
部活も一緒で、何処か影のあった友人のミキちゃん。ミキちゃんとは部活帰りに、駅まで話しながら歩きました。
ナイーブな彼女と会話して、いろいろなことを学びましたね。話たくなさそうなときは、その話題から離れるとか、自分のことばかり話さないとか。鈍感な自分に気づいたときでもありました。
君と歩いた道、歩いたことで話ができたんだと今更思っています。
もう半世紀近く昔のことです。
約束だよ
約束だよ、俺より長く生きるのは!連れ合いの口ぐせ。どうもひとり残されると困るらしい。困るのは息子とお嫁さんかな‥。
そんなの、わかる訳ないじゃん!といつも心の中で思うわたしです。