柔らかな雨
柔らかな雨、
雨なのに陽が差している。
遅い春、静かな午後、
キツネの嫁入り。
一筋の光
心象的な、一筋の光ではありません。
朝日が部屋に差し込む、一筋の光。
2階の南東向きの部屋。ベランダに出る掃き出し窓は、光が入り易いので気に入ってます。
ただ、敷地の左前に3階建てのマンションがあり、採光のじゃまになってます。
今ごろは8時過ぎて、やっとおひさまが光を部屋にくれるのです。
朝日がマンションの屋根を越して、一筋の光になり、部屋に差し込むのは、わたしとって嬉しい光なのです。
朝日って、有難いですね。
哀愁をそそる
哀愁をそそる、そんなイメージの場面は、普段の暮らしにはなかなか出てきません。
ずいぶん前、小学生だった子供と観に行った映画。
高倉健さん主演。
鉄道員( ぽっぽや)
雪が降る田舎の駅のプラットホーム。
そこに立つ、高倉健さん。
わたしには、哀愁をそそる場面です。
鏡の中の自分
妙齢の女性が、鏡を覗き込む姿は
なんとも言えず美しい。
日本画に、浴衣姿の女性が片肌脱いで鏡に向かい、櫛を入れる作品がある。その女性は、自分の美しさに納得しているであろう。
自室には、壁掛けの姿見がある。ベッドの上でのストレッチの時、ちょうどいいように映る。
鏡の中の自分を見ながら、ストレッチ。鏡は、美しくない姿のストレッチを映してくれる。
妙齢の女性の湯上がりも、おばさんのストレッチも、
平等に写してくれる鏡。
鏡は平等だ。
鏡は平等でも、神様は平等じゃない。
一部の人は、皆がうっとりする美人だし、そうではない人もたーくさん居る。
神様は平等じゃないのだ。
わたしを含め、ほとんどの人は平等じゃないのをやり過ごしながら、
他のことで何とか補填しながら生きているのだと思う。
眠りにつく前に
永遠の眠りにつく前に、何を思うか。
自分の人生を振り返って、訓戒の思い。それもあるでしょう。
こんな国にしてしまったと、これからの人たちに詫びる思い。
きっと、心によぎるだろう。
帰省した社会人の子供に、
お母さんくらいの人は、逃げ切り世代って言うんだよ、と言われてげんなり。
あれから、どうしてこんな国にしたの、と考えてしまう。
選挙には必ず行ったのに。言い訳か。
政治の話しをするつもりはないけど、自分の人生で、がっかりするポイントなのだ。
永遠の眠りにつく前に、きっと思うだろう。