Lia

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2/13/2023, 10:14:28 AM

涯の彼方

求めし光は
優しさの羽根に
風が囁いた・・・

夢の涯には
哀しみの囚われ
奏で雫溢れ・・・

繋がれし鎖砕け
囚われた世の理

刻離れ自由の天
高く遥か遠くに


翼羽ばたかせ
舞い散る羽根の
記憶残し

消せ無い程・・・

色褪せ無い程・・・

新たなる刻に
届く様に響かせ
祈り故に

薄れ無い程・・・

哀しま無い程・・・

何時でも
何時でも

魅せられる程・・・
永遠に・・・

2/12/2023, 10:03:39 AM

麗華樹

鮮やかに咲くわ
愛しき華弁
樹の麓ヘ

艶やかに咲うわ
恋しき華弁
麗の世ヘ


愛サレル様ニ 何時モ…


死に染り
息吹かせた
最後の一片には

照らす美
揺らめいた
風と香る戯れに


涙動ノ彼方ニ 流サレ…


祈りの謳聲
包まれながら
微睡みと宵

出逢う夢現
戻れやしない
咲情の幻影


届く筈は哭くて…


静かに散り逝く…

2/12/2023, 5:56:24 AM

Herstellung von Glas

紅黒い焔を纏い
在るべき器に
私の値を堕とし

満ち溢れてく迄
息を殺め静に
刻が動き始めめ

幾千 流醒
覚像 幾憶

入れ替わりとの
分裂する自表裏

凍て付かせの瞳
瞼は開き始めて


「哭クシタ 記憶ガ 廻ル…」


高揚の喜びと哀しみ
交差した十字の死絲
快楽との破滅に

創造の痛みの慈しみ
回廊する思考の意図
美しみの残華は


「誰ガ望ンダノ…?」

2/6/2023, 10:08:07 AM

刻の逆鉾


罪から引き裂かれし躰
渦巻くは 辿る足跡
哀しみが誘うのは
私の罪・・・

囁く声の表裏
微睡みの眩暈

触れる傷みは
偽善に換わり

定め映し出す
虚礼の十字線


此の身焼かれて
孤高の孤独に彷徨う・・・


罪から引き裂かれし躰
渦巻くは 辿る足跡
哀しみが誘うのは
私の罪・・・

生から産まれ堕ちた躰
纏わるは 血潮の海
苦しみが嗤うのは
私の死・・・


戻れないならば・・・

2/5/2023, 10:03:59 AM


Blut auf Glas



透き通る器
秤に掛け
朱雫流し 刻み廻り

虚像との残像…

孤高を纏い
裂いた聲
叶わぬ望み
哀しげな薄笑み

足跡が傷み
想い馳せ
届かぬ祈り
色褪せてく陽炎


「在ルベキ 其ノ願イ…」


透き通る器
秤に掛け
朱雫流し 刻み廻り

虚像との残像…


儚げに煌き
瞳に映し
瞼閉じて 描き彩り

虚像との幻像…


「静カニ破片ハ…」


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