Lia

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12/7/2022, 10:19:32 AM

悲愴苦


失い得た
孤独と言う籠

見据えた
自由と言う匣

「選ンダ 私ノ世界・・・」

築き触れ
息吹かせた歪

魅創した
割れた破片聲

「狂ッタ 私ノ空間・・・」

どうして私は
此処に居て 生きて
視て泣いて居るの・・・?

どうして私が
何故か居た 逝きて
器は雫が溢れてる・・・?


何処に
私ト言う存在が・・・

冷たい
世界の中で居た・・・


「時が・・・」

12/5/2022, 10:03:14 AM

無虚秩



何も無い空間で
鼓動だけ響き
私は 聲も視界も
「失う・・・」

無駄な感情は毒
思考書き換え
私は 深く閉ざし
「薄れ・・・」

下らない 興醒めた
世界の流れは

息苦しく 腐蝕した
廻り繰り返す


「濁リ 堕チル・・・」


望む意味の儚さに
荒み視る
非情の上辺の姿

殺伐に描いた愚か
終連の時
無感に支配する


孤独に纏い
孤独を愛し


「孤独ト 共ニ・・」

12/3/2022, 10:02:54 AM

Herstellung von Glas


紅黒い焔を纏い
在るべき器に
私の値を堕とし

満ち溢れてく迄
息を殺め静に
刻が動き始めめ

幾千 流醒
覚像 幾憶

入れ替わりとの
分裂する自表裏

凍て付かせの瞳
瞼は開き始めて


「哭クシタ 記憶ガ 廻ル…」


高揚の喜びと哀しみ
交差した十字の死絲
快楽との破滅に

創造の痛みの慈しみ
回廊する思考の意図
美しみの残華は


「誰ガ望ンダノ…?」

12/2/2022, 9:28:44 AM

虚廃



薄れ消え逝く
記憶視つめ
孤を描いた日々

儚い息吹きに
響かせた聲
時の掛け橋へと

刹那に刻み
夢魅せられて

遥か彷徨い
全て糧と棄て

残したのは
「私ノ 苦境想・・・」

縁取られた彼方
哀しみと引き換え
選ぶ私には もう・・・

囚われた意味に
気付いた失いの音
奏で私だけ そう・・・


「取リ止メノ無イ 壊レタ・・・」


魅せられた・・・

11/30/2022, 10:17:22 AM

朱涙果

締め付ける想い
叶わなき謳響かせ
木々は揺れては
掻き消しては逝く

影は残されては
一時の刻んだ物語
哀しき風が嗤い
傷みを縛り付ける


何故こんなにも
何故此処に居て


雫堕としたの…?


望むが故に遠く
儚さと知りながら
祈り続けて

冷たき雨に濡れ
交わらない様にと
拒み続けて

軈て私の器は
散り崩れて


何も哭くなるから…

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