まだよちよち歩きのイトコの子。
天使のような見た目からは
想像つかないレベルで
足が臭い。

(好きになれない、嫌いになれない)

夜が明けた…。
まあ、明けない夜はないと
よく聞くけど。

人生の暗闇から
脱するような例えにも
使われるけど
そうなると
明けない夜はいくらでも
ありそうだ。

暗がりに慣れなくちゃ。
多分、寿命が先だろうから。

(夜が明けた)

座椅子で父が眠っている。
父の父、私の祖父に
似ていると思う。
病院で祖父に最期に会った寝顔だ。
胸が痛い。

(ふとした瞬間)

今の世の中
どんなに離れていても
画面越しに
顔が見れて話が出来る。
すごいもんだ。

そのうち匂いや
雰囲気も伝わって
手も握れるように
なるかもね。

今はまだ…どうやって？
って思うけど。

(どんなに離れていても)

自分のとこに
来てよねって
言い合える仲。
いや全然…
羨ましくなんか
ないんだから！

(「こっちに恋」「愛にきて」)