子供の頃よく行ってた図書館に
誰でも使える魔法について書かれた
恐ろしい書物があった。

魔法とは特別な人が使うものではない。
ただ現状を変えたい人が発した一言で
状態が一変する言葉を
魔法というと書いてあった。

気に入らない、なあなあな慣習や
まあ、必要悪だよねってものに
魔法で一石投じろと言うのだ。
当然リスクを伴う。
そのリスクを如何に低く抑えるかで
優秀な魔法使いかどうか決まる。
センスと観察眼が重要で
使いどころを誤ると
社会的な死…最悪、死が待っている。
まずは身近にある小さな変化で
練習するようにと書かれていた。

こっわ…。恐くて使えんわ。

(魔法)

近くにいる人と
同じ虹を見ても
全く同じ虹ではないと
聞いたことがある。

まあ、いいんじゃない？
一緒に虹を見上げる人が
傍にいてくれるなら。

(君と見た虹)

例えば、観測者と
透明な歩道橋を用意して
夜になったら
歩道橋を駆ける姿を
下にいる観測者に
見てもらう。

そしたら
観測者から見た私は
夜空を駆けて
見えるかもしれない。

でも私は結局、透明な
歩道橋を駆けてるんだよな。

(夜空を駆ける)

あー…
コタツに入って
クーリッシュのバニラを
無限に吸い続けたい。
いい具合に
ぐにぐに済みなのが
必須。

(ひそかな想い)

※お食事中の方はご注意下さい。

私はウンコ、白ウンコ
犬の中から
出てきて乾燥

子供の頃、親戚のおばさんから
教えてもらった歌。
歌ってほどの歌でもないんだが。
子供はウンコって言葉
本当に大好きだよな…。
真面目な顔でおばさんが歌うから
同年代のいとこ達と
死ぬ程笑った。

ちなみに二番もあった。

私はウンコ、黒ウンコ
犬の中から
出てきて間もない

(あなたは誰)