ジャングルジムか。
ジャングルを抜けるとそこはジムであった…
いや、違う違う。
昔、小学校の校庭とか公園に鎮座ましましていた
鉄パイプ製の骨の城だな。
もう絶滅寸前なんだろうか?
見かけなくなって久しい。
登るとき、先客がいるのに
迂闊に顔を上げると
靴に付いた泥が目に降ってくるわ
結局、頂上まで登れないわで
ピークの時間帯を外さないと
全く楽しめない代物だったな。
遊んだ後、手を洗っても
しばらく手が鉄臭い。
あの匂いも今では懐かしい。
(ジャングルジム)
母が炒め物をしていると
けたたましい音と冷静な声が聞こえてくる。
うぅ~、うぅ~、チンチンチン
火事です!
火災報知器が作動した。
普段ならコンセントを引っこ抜いて
サイレンの冒頭「う」の時点で音を止める母だが
今回は予想外で間に合わなかったらしい。
フルで聞く機会は中々ない。
母は大して煙出てなかったのにと、いぶかしんでいる。
確かに煙っている様子はなかった。
壊れてるのかな?と呟くと
「正常です」という声が返ってきた。
(声が聞こえる)
秋恋ね
秋も秋でまだ暑いんだよな
そろそろガチ夏服も着づらいし
早く、汗かかない季節来ないかな
あ~、冬来い
(秋恋)
母は一度買ったものはちょっとの問題なら改善して使う。
父は安物を買ってはちょっとの問題ですぐ捨てる。
母は壊れた物を補修をしてなんとか使おうとする。
父は壊れた物は捨ててすぐ新しいものに買い替える。
母は父の捨てようとしてるものを見て
捨てるなら私もらうと言って何かに使っている。
父は母がなかなか買い替えないのを見て
この人は一度買ったものは買い替えなくていいと
思っているんだと笑う。
母のところに縁あって来た物は第二、第三の人生がある。
父のところに来た物はまだ動けても、あっさり首を切られる。
母の回りは片付かない。
父の回りはキレイさっぱり。
大事にしたいことは人それぞれ。
ちなみに私は二人に似ずめんどくさがり。
私のところに縁あって来た物もほったらかしで片付かない。
(大事にしたい)
時間が止まる
何もかも全てが止まる
雨も風も光も音だって
歩く人も電車も車もロケットも
地球だって
すすり途中のソバだって
そして時間が動く
何もかも動き出す
雨も風も人も
すすり途中のソバも
時間止まってるときに
例外で動く何かがないと
何にも起こらないのと
同じでは?
もし時間が二度と動き出さなくなっても
誰も分からない
(時間よ止まれ)