ねえ、君。
世界が終わったらしいよ。
誰かが話しかけてきた。
なんで?
知らない。いきなり終わったんだ。
そうか、終わったのか。
教えてくれてありがとう。
…
返事はない。
なにもない、誰かも自分の影も形も。
目も耳もない、全てなにもないのに。
残留思念ってヤツ?
あっちが?それとも私が?まさか両方とも?
あれ、なんだっけ…今何を…
まあいいや…
(世界の終わりに君と)
最悪。
うぜえ。
死ねばいいのに。
こんなこと人に聞こえよがしに言っちゃう人達に
生温かい笑顔を向けてあげられるような人間になりました。
ふふ、残念でした。
(最悪)
実はワタクシの扇風機。
去年の夏に買って、さんざん使って
そのまま押し入れにしまって
まだ一度も掃除してません。
暑くなってきたので
出してきてスイッチを入れると
弱なら問題ないが、強にすると
たまにデッカイわたぼこりを噴射してきます。
観念して掃除をするか
三角コーナーのゴミネットを扇風機の頭に被せるか
悩んでいます。
(誰にも言えない秘密)
いいよ、狭い部屋。
クーラーの効きがよい。
広い部屋用のクーラーはお値段が高い。
クーラーの効いた部屋で寝転べるなら
狭かろーが広かろーが天国だ。
ああ、夏がコワイ。
(狭い部屋)
姉から知人のこんな失恋話を聞いた。
その女性はパートで働いている職場にいた
同じくパートタイマーの同い年の男性を好きになって
結構頑張ってお話したり、お菓子配ったりしてたらしい。
その男性の周囲の人にもあげてたから
まあまあの出費だったようだ。
別にその男性と恋愛関係になりたいとかじゃなかったのかな?
ただただそんなことが一年以上続いたある日
いつも通り菓子配りをしようと男性に近寄ったら
「僕、顎関節症だからお菓子いらないです」
と断られたそうだ。
本人は失恋しちゃったと笑ってたそうだし
その場で聞いてた人間も顎関節症で大ウケしてたそうだが
これ、そもそも失恋なんだろうか?
かいつまんだ話だろうから他にも色々あったのかもしれないが
本人が言うならまあ、そうなんだろう。
とりあえずその、僕顎関節症君は
いろんな意味でやめて良かったんじゃないかな?
(失恋)