NoName

Open App
5/3/2024, 1:10:08 AM

思うに、優しくする側もする側で
相手に対する優越感だったり罪悪感だったり
損得勘定だったりもするんだから
優しくさせといてやればいいんじゃない?
そんな単純なものじゃない?
ははは、自身に覚えのない話はどうにも浅くなってしまうね。

(優しくしないで)

5/2/2024, 2:22:29 AM

化粧品売り場にある、マニキュアの色見本。
プラッチックの爪がたくさん付いてるアレ。
赤が主で茶やらオレンジ、ピンク。それにどす黒い赤。
10枚位が左右にあって、自分の指にあててみるやつ。
色んな色がたくさんあるが
赤だけが同じ色が五個も六個も有るように見える。
ピンクも二個は一緒かな。
きっと複数人で色を試すとき、人気の色が取り合いになるから
親切で同じ色をたくさんくっつけてるんだと思っていた。
母にそれを言うと大層驚かれた。

「この赤全部違う色だよ。」

…うそん。いや、同じですって、こっからここまでの赤。

それなら母の見てる世界は私よりずっとカラフルなんだろう。
同じ虹を見ても、赤部分が更に何本かに分かれてるんだろうか。
ふーん、いいなぁ。

(カラフル)

5/1/2024, 7:32:37 AM

すいませーん!
さっき隣の理想郷を追放された者なんですけどー!
こちらの楽園に入れて欲しいんですう。
扉を開けてもらえませんかーー!

・・・

ちぇっ。

(楽園)

4/30/2024, 6:36:37 AM

うちのベランダに着地していた八重桜の花びらが
再び風に乗ってどこかに行ってしまった。
春が終わる。
また来年、うちのベランダを賑やかしに着地するのを
楽しみに待ってるよ。
あ、その前に秋には八重桜の葉が舞い降りてくるか。
赤や黄色でベランダが彩られる。
いや、夏わざわざ人んちのベランダで事切れる
蝉の亡骸が先だな。
…やつらは風に乗って消えてはくれんが。

(風に乗って)

4/29/2024, 7:39:51 AM

洋服売り場の前で
怒鳴り散らしてるおっさんの客に
平身低頭の販売員さん。
やだねー、とっとと通り過ぎるか。
しかしスゲーな、接客って。
笑顔を顔に張り付けたままエキサイトしたおっさんと
落ち着いて会話できるなんて、すごいスキルだ。

しかしおっさんが横を向いた途端
コンマ何秒、販売員さんの笑顔に羅刹が入り込んでいたのを
目撃してしまった。ひやっ!
うん…大変な仕事なんだな、接客。

(刹那)

Next