昨今のスマホゲームはろくな説明がないまま
ゲームの世界に放り出されることが多い。
いきなり始まって足早に説明してくれてもさっぱりだし。
こんだけ選ぶボタンだらけでしかも、説明以外のところは
選れべないから、頭に入ってこないし。
なんか恐ろしい数字が斜め上に付いちゃってる
受け取り箱みたいなところに
スタートダッシュやらログボやらズラズラズラ…
運営からのお詫び?何したの?
運営からのプレゼント?何で?
ガチャ券とかならともかく
もらったものの使い方も分からない。
頭がパニックを起こす。未知のオンパレード、怖い…
あー、なんかこのゲームきっと私には無理そうだ、うん。
アンインストール、アンインストール…
(怖がり)
巷には星が溢れてる。
何かに評価を付けるのに分かりやすいのだろう。
ただでさえ美味しいお食事処に、更にランク付けしたり。
個人差満載であろう何かの使い心地の感想だったり。
星の数みて行く病院決めたりお宿を決めたり。
ただ闇雲に疑り深い私としては
これどうやって決まった?誰の意見がまかり通った?
と星を見るだに勘ぐってしまうのだ。
巷には疑わしい星が溢れてる。
(星が溢れる)
安らかな瞳?何だろうこの言葉。別個ならともかく
生まれてこの方この組み合わせが私の脳みそに
留まったことは無いな。
安らかな瞳ね?…うーん。
あれだ。
ガツガツ争うことを諦めた目。
釣り堀行って一時間、まさかのボウズで
ああ、私は魚を傷付けずにすんでよかったと
独りごちた時の半笑いの遠い目。
はた目からは安らかな瞳だったに違いない。
心中はともかく。
(安らかな瞳)
今日は循環器科の定期診察。
予約を入れないと診てもらえないが
予約の時間から一時間以上必ず待たされる。
それでも予約の時間より前に受付を済ませなければならない。
まあ、このくだらない待たされ時間を何とか有意義にすべく
今日も父の本を借りてきた。
やれやれ、こっから一時間、どのくらい読めるかな。
ガワガワガワガワ
隣の椅子のおっさんが新聞をひろげた。
まわりに遠慮してるつもりか
15センチ四方まで畳んで読み始めた。
ガワガワ…シャワシャワガワガワ…
そりゃ、そんだけちっさく折り畳めば
たいして読まないうちに畳み直すわな。
本を読むのは早々に諦めた。
それから延々とガワガワシャワシャワ。
席を移動したいが循環器科の椅子は少ない。
ずっと隣でガワガワシャワシャワ。
やっと音が終わった頃、自分の名前が呼ばれた。
今日の診察で異常な血圧の値を記録したおかげで
新しい血圧の薬を試すことになり
次回は血液検査で三十分早く来ることになった。
(ずっと隣で)
以前親戚の子がうちに来たとき
100問近い質問に答えるタイプ別診断モノをしてくれた。
母と一緒にやってもらったがまあ長い長い。
答えるだけでグッタリしてしまった。
結果は母が領事官で私は仲介業者?何、職業診断?
と思ったが業者でなく仲介者であるとのこと。
…いや、ちょっとよく分かんないんですけど。
そのタイプの画像を見せてもらうと
領事の方は頼りがいのカタマリのような男性の絵。
仲介者は何か色々とお花畑っぽい女性の絵。
ああ、なるほどと絵だけでなんか納得してしまった。
これをいろんな人にやってるらしい。
答えるだけでも大変なのに、質問を毎回毎回読み上げて
よくこんなに頑張れるなと感心すると
「だってみんなの知りたいし」と事もなげに言われてしまった。
いやはや、知りたい欲とはスゴいもんだ。
ところで友達いないようなコミュ力低め人間が
仲介者って…大丈夫ですかね?
(もっと知りたい)