うちのトイレの壁紙は
白地に青い絵。バラ3輪に葉の付いた茎がにょろっと曲がって
縦に横に連続している。
二色だけだがシンプルで美しい柄だと思う。
そう、ずっと思っていたのだが。
何かの折りに母にその話をすると
母にはずっと前からそのバラが顔に見えてならないと言う。
あっち向いたり、こっち向いたりしてる顔のうちの一つと
目が合ってしまうらしい。
まあ人間は三点あると顔に見えてしまうと言うから仕方ないけど…
私の「美しい」評価も、これでは形無しである。
美しいの共有は案外難しい。
(美しい)
小学校の中学年の頃、成績表の備考欄的なところに
「自分の世界を持っている」と書かれたことがある。
え、何それ。
今いるこの世界とは違う世界を私が持っている?
世界って住んでるところで持ち物ではないでしょ。
そもそもそれ、いいの?悪いの?
それを私の親に伝えてどうしたいの!
ホントに先生って生き物は苦手だよ。
…と当時は思った。
今思えば先生も特に書くこともなく、何考えてるか分からない児童に
困って、そんなことを書いて空欄を埋めてくれたんだろうなとは思う。
ただ、この成績表を見て面白がってくれた
我が両親には感謝している。
(この世界は)
ここ二、三回位だっけかな。
どうして急にお題が来てるので更新するようにと
促される制度になったんだろう。
私だけ?ま、こちらの環境のせいなのかもしれないし
別にその後はいつも通りだから構わないんだけど。
それよりどうして先に「今日の心模様」なるお題が
鎮座ましましているんだろう?
気になるわ。
(今日の心模様)
じゃなくて
(どうして)
半年に1回位、夢を見ている最中
「これは夢だ!」と気付くことがある。
気づいてしまえば、もうなんでもあり。
見ていた夢は停止し、脈絡なく動き回れる。
空高くジャンプしたり、高いところから落っこちたり
壁を蹴り壊したり、岩を砕いたり。
スターを取ったマリオさながらの無敵状態。
ただこの無敵状態もスターと同じく長続きせず
だいたい2アクション程で目が覚めてしまう。
まあ本当に、これは夢だと気づいたのか
目が覚める直前に見させられてる夢なのかは分からないけど。
はなからスター状態の夢なら、ずっと見てたいわ。
あ、穴には気をつけよう。
(夢を見てたい)
車で移動する。
父の運転で母と私とリアシートに座る。
乗ってすぐは無駄話。
眠くなったら寝てしまう。
いつのまにやら目的地だなんて。
なんて特等席。
いつまでもリアシートに座っていたい。
(ずっとこのまま)