コタツに腰入れて仰向けで寝転がっていると
みかんを食べてた母が私の口に一房放り込んできた。
ぷち…あれ?ちっさいな。
どうやら、たまに挟まってる小さい房をくれたようだ。
「カワイイのあげたよ」
と楽しそうに笑っている。
子供の頃、小さい房をもらって喜んだ
小さい私がまだ母の中に残ってるんだろうか。
ははは。図体も態度もデカくなりましたよ。
口に指差して催促したら
皮をむいてないみかんをおでこに乗っけられた。
(みかん)
学生の頃は冬休みが短いとケチをつけてた。
あっという間に過ぎてしまう。
一月は休みとかにしてほしかった。
ま、単純に夏休みと比べてってことだったと思う。
休みが楽しみなのではなく
学校に行かなくていいのが楽しみだったから。
(冬休み)
小学校の低学年かな、その頃の話。
教室に入ると普段会話したこともない子が急に話しかけてきて
「てぶくろを逆さまから言って」
と言われたので仕方なく「ろくぶて」と答えると
ゲラゲラ笑って、いきなり肩を6回バシバシ叩いてきた。
「6ぶてっていったじゃーん」
その後も教室に入ってくる子みんなに同じことをしてた。
今になって、強心臓とはああいう子のことを言うんだなと思った。
褒め言葉かどうかは知らんが。
(手ぶくろ)
過去やらかしたことは変わらないと思う。
過去に手を入れることは出来ないよ。
そのことの評価は変えられるかもしれない。
そのことが正義にすり替わるかもしれない。
そのことは忘れられるかもしれない。
でも、やらかしたことは変わらないよ。
少なくとも私には変えられない。
(変わらないものはない)
クリスマスの過ごし方?
外出を避ける!これに限る。
特に駅までバスで行かなきゃ
どこにも行けないトコに住んでる場合は
クリスマスだの盆だの正月だの
ろくなことにならない。
まあ、そうも言ってられないので
移動の際は無機物になったつもりで
アホみたいな時間をなんとか乗り切る。
外に平穏はない。
家が一番。
(クリスマスの過ごし方)