過去を思い返すと懐かしいと思えるものが見当たらず
あ~嫌なもの思い出しちゃったよ、がポロポロ出てくる。
例えば昔あった遊具を思い出すと、それにまつわる失敗や
周りのヒトとのわだかまりなど。
その嫌なもの一つ一つがまっすぐに私に繋がってて
今の残念な自分を構築している。
だーー!!重い重い!
何かないのか?一つ位?
甘く、慕わしい、離れがたいような「懐かしく思うこと」
無い、無いな。どれ引っ張り出しても
もれなくセットで嫌な記憶が付いてくる。
そうだ、な。今日からでも何か作るか。
うん、10年後にでも懐かしく思えるような何かを。
そうしよう…
桃之介 「おじいさん、おばあさん。
桃之介は鬼ヶ島に鬼退治に行きます」
お婆さん「おお、行くか?黍団子持って行きなさい」
お爺さん「桃左衛門は戦闘力に全フリして
猛獣三匹を家来にしたもんだから
道中食費がかさんで途中で解散してしまったのだ。
桃之介よ、お前なら家来の三匹を如何にする?」
桃之介 「ふふふ、抜かりはありません。
牛、豚、鶏を家来に連れていきますゆえ」
お爺さん「・・・」
お婆さん「なるほどのぅ。では黍団子を可愛い袋に入れてと。
メスを連れて行きなされよ」
桃之介 「メスを…は!乳に卵。食肉にとのチョイスでしたが。
ありがとう、おばあさん。では行って参ります」
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お爺さん「桃太郎に期待するかの…」
暗がりの中で呻く。
う~いて~、いて~よ~
脈動のバクッバクッに合わせてズキンッズキンッと
頭が痛む。
予兆のうちに薬を飲めば間に合うのだが
いきなり来たときは慌てて飲んでも、もう薬は効かない。
それでも家にいるときはまだ幸い。
音の無い暗い部屋で横になり、タオルで頭を締め付ける。
これが痛みを多少なり緩和させる唯一の方法である。
頭を取りたい…
出来るわけないけど、それだけが頭をよぎる。
う~いた~、いたいよ~
暗がりの中で、痛みが治まるまで呻く。
ウチは母が紅茶を楽しむのが好きなようだ。
茶葉が何種類か普通に置いてある。
ティーポットの保温袋なるものを自前で作っていて驚く。
自分の中にあの血が流れてるか疑問だ。
そういえば、名状し難いあの器具。
ガラスで出来た円筒形を立てた物体。
中に金属で出来た、ところてんの突き棒みたいなのが入っている。
それに茶葉とお湯を入れてブンガブンガやるあの器具。
茶葉が中で高速で暴れまくって面白い。
あれを使うとなんかスゴく濃い紅茶が出来てたな。
ブンガブンガやり過ぎると、そーっと下ろせと怒られるけどね。
まあ私が飲む紅茶はどうやって淹れても
最終的に牛乳と砂糖を大量投入するので
香りとか以前の代物になるな。
愛言葉…何それ。誤字?違う?
合言葉を愛っぽく作るとか。
ヤマ→カワ
ではなく
愛ヤマたれい→恋しカワ療養所
みたいな?
それはないか。
花言葉みたいなものかな。
初恋の愛言葉は愛。
嫉妬の愛言葉も愛。
横恋慕の愛言葉も愛。
花の種類の数ほど愛の種類ないし、そもそも意味は愛だし。
もう、愛の言葉でいいんじゃないかな。
「の」の入れ忘れってことにしない?