昼と夜の間に夕方があって
夜よりが黄昏時でしょうか。
この時間帯は結構曲者だったりして。
小さい子供の頃に遊びに出掛ける際
暗くなる前に帰るように大人に言われ
外にいるとまだまだ大丈夫だと思ったのに
家に入ると外が真っ暗に見えて
まんまと怒られたのを思い出す。
少し大きくなって
夢中になって家で漫画を読んでると
目が悪くなると注意を受け
強制的に電気を点けられると
今まで読んでたページが
やにシパシパしたのを思い出す。
大人になると
暗かろうが明るかろうが
どうでもよいのだが。
帰り道
まだ明るいと思ってたのに
外灯がポッ点くと
いつの間にか辺りが暗くなってることに
驚いたりする。
きっと明日も
明日から頑張ろうと思う。
いつの明日から頑張るのやら。
そしてもう10月。
静寂に包まれた部屋ってーと、あれだ
聴力検査の部屋!
いや、あれは無音の小部屋だな。
無音って文字通り音が無いけど
静寂って音は有る気がする。
ん、何言ってるんだろ?
ところで、聴力検査の冒頭っていつも
自分の耳鳴りじゃないかって疑って
ボタンを押し損なう。
聴力引っ掛からないからいいけど
なんか心残りになるんだよな。
別れ際には一番いい顔をしよう。
それが今生の別れになるかも知れないからね。
一番いい顔を思い出してもらおう。
別れが嬉しいって勘違いされるかもしれないけどね。
面接の帰り道、くさくさして寄り道したくなった。
どうせ、この道を通ることは二度とないだろうし。
などと思ってしまったのが運の尽き。
完全に道に迷ってしまった。
どこの住宅街?そんなに適当に歩いた?
何やってるんだか、全く分からない。
たまらずその辺の人に聞いて、最寄り駅を目指すも
ぜんぜん見えてこない。15分程で駅な筈だよね?
かれこれ一時間、歩き通し。
泣きたくなってきたところにポツポツと雨があたる。
傘無いよ、足痛いよ、降ってきたよ、最悪だよ、あ~もう。
いいよ、濡れますよ。今日は濡れたくなりましたよ。
とぼとぼ歩く。惨め…
あれ、止んだ。さすがに神様も気の毒に思ったのか
雨が止んだ。急に日も差してきた。
そして目の前にちょっとした公園が。
あ~、助かった。足痛い、痛い。とにかく座らせて~。
公園に入りベンチに近づき、はたと気付く。
ベンチは濡れていた…はぁ。