きっと明日も
明日から頑張ろうと思う。
いつの明日から頑張るのやら。
そしてもう10月。
静寂に包まれた部屋ってーと、あれだ
聴力検査の部屋!
いや、あれは無音の小部屋だな。
無音って文字通り音が無いけど
静寂って音は有る気がする。
ん、何言ってるんだろ?
ところで、聴力検査の冒頭っていつも
自分の耳鳴りじゃないかって疑って
ボタンを押し損なう。
聴力引っ掛からないからいいけど
なんか心残りになるんだよな。
別れ際には一番いい顔をしよう。
それが今生の別れになるかも知れないからね。
一番いい顔を思い出してもらおう。
別れが嬉しいって勘違いされるかもしれないけどね。
面接の帰り道、くさくさして寄り道したくなった。
どうせ、この道を通ることは二度とないだろうし。
などと思ってしまったのが運の尽き。
完全に道に迷ってしまった。
どこの住宅街?そんなに適当に歩いた?
何やってるんだか、全く分からない。
たまらずその辺の人に聞いて、最寄り駅を目指すも
ぜんぜん見えてこない。15分程で駅な筈だよね?
かれこれ一時間、歩き通し。
泣きたくなってきたところにポツポツと雨があたる。
傘無いよ、足痛いよ、降ってきたよ、最悪だよ、あ~もう。
いいよ、濡れますよ。今日は濡れたくなりましたよ。
とぼとぼ歩く。惨め…
あれ、止んだ。さすがに神様も気の毒に思ったのか
雨が止んだ。急に日も差してきた。
そして目の前にちょっとした公園が。
あ~、助かった。足痛い、痛い。とにかく座らせて~。
公園に入りベンチに近づき、はたと気付く。
ベンチは濡れていた…はぁ。
秋は無くなるのではないかと思う。
秋とあと春も。
だんだん秋と春が短くなり
夏から冬に、冬から夏に、季節は二つになる。
もちろんそんなことになってほしいわけではない。
特に秋は深まる程、好きだけど。
今年の夏があまりにも暑過ぎて、いや、まだ居座ってて…
ああ、心配なんだ。秋が恋しいんだ。
大丈夫、朝晩は気温も落ち着いてきた。
今年も秋はそこまできてる。
秋と春、どうか変わらずて来てほしい。
いや、花粉症が無くなるなら春は…いやいや、春ももちろん。