9/29/2023, 11:14:25 AM
人と離れた
生活を離れた
しかしまだ静寂には届かない
鼓動の音
呼吸の音
錯覚の音
何も聞こえない世界に行きたい
死にたいわけじゃない
ただ、全てが耳に触る
...部屋は静寂だ
そう
私の全てが
耳に触る
20230929【静寂に包まれた部屋】
9/28/2023, 3:42:12 PM
「またね」で終わる
誰も気にしない嘘
つくづく自分は真面目だと思う
貴方にはちゃんと
「さよなら」が言いたい
20230928【別れ際に】
9/27/2023, 12:01:13 PM
また通り雨だ
すぐ避けて
濡れないように準備して
予定まで変えたのに
少ししたら晴れる
いつ雨に打たれてもいいように
常に傘を持ち歩くのもいいけど
私はなんとなくその備えを嫌う
憂う数だけ私が好きな自分になっていったから
荷物も軽い方がいい
きっと若さがそうさせるのだろう
いつか憂いを嫌い
通り雨を上手にやり過ごすようになるだろう
傘を日常に備えた時
私は死ぬ
20230927【通り雨】
9/27/2023, 9:37:24 AM
秋がいない
夏の続きに皆顔を顰める
秋とはなんだ?
葉はなんとなく色づき始める
確かそろそろこの色だ
日が暮れるのも早くなり
長袖を引っ張り出すころ
温度と景色で秋を見つける
夏の高揚が静まるのを感じる
吐く息が白くなる
葉が落ちれば冬を感じる
鮮やかに彩られる一時は
短いものであるが
なぜか一番長く自分を思う
未来でもなく今でもなく過去でもなく
自分を見つめている
2023年9月27日 【秋】