10/26/2022, 10:32:01 AM
「帰ろ」
僕たちの合言葉は
誰にもばれないように
ひっそりと日常に隠れてる
「帰ろ」
僕たちの醜い心は
合言葉で隠されている
「帰ろ」
囁く度に 囁かれる度に
身体中を駆け巡る快感
「帰ろ」
世間からは受け入れて貰えない
僕たちの脆い愛情は
合言葉と共に消え失せる
「帰ろ」
愛言葉へと変わるのは
僕たちの心が繋がったとき
10/18/2022, 11:52:29 PM
オレンジに輝いて
深い青に塗られて
水色の世界になって
白く消える
冷たくて温かい
空気の渦が空の下
晴れを唄う
10/14/2022, 1:19:19 PM
手を伸ばして
届かなくて
掴んだそこは空を切って
どれだけ高く伸ばそうとも
掴むことは叶わない
高く高く
上へ上へ
望みがあるから
掴みきれない空があって
絶望があるから
終わらない地獄があって
生きる気力も全部持って
高いとこから見下ろしてる
嫌われものの単純な仕事
高く高く届かない場所へ
誰も辿り着けない至高の場所へ
10/13/2022, 10:30:59 AM
子供のように笑う君に惹かれた
子供のようにはしゃぐ君に惹かれた
子供のように泣きじゃくる君を守りたいた思った
子供のように不安がる君を守りたいと思った
君が僕を子供のようだと笑った
君が僕を子供のようだと抱き締めた
僕の方が子供のように見えたのか
君の方が僕に惹かれていたのか
自惚れまで感じてしまう程の優しさ
子供のような君に惹かれた
10/11/2022, 11:11:41 AM
ひらり舞う
半透明に目を奪われ
手を伸ばした先には何もなく
虚空の彼方にただ静寂が佇むだけだった
ふわり踊る
淡い色に目を奪われ
そばへ寄るのは必然
巻かれて囚われて
一緒になった
揺らす心
満ちる感情
虚空の空に
雫ひとつ
ひとりぼっちの
影がひとつ