#52【君の奏でる音楽】
私しか知らない その音は
とても優しくて
とても愛おしくて
ずっと聴いていたい。
誰にも知られなくないから
もう ずっと
私だけって約束してね。
#51【麦わら帽子】
超インドアな私だが
青い空と青い海には弱い。
昔、宮古島に初めて旅行に行くと決まったときは
少し派手な水着と
某姉妹かな?と思うくらい
つばの大きな麦わら帽子を買うくらいには
テンションが上がった。
お気付きの方も多いと思うが
つばの大きな麦わら帽子は、めっちゃ嵩張る。
かぶっても邪魔だし、荷物としても邪魔。
あと目立つ。
無意味に目立つ。
「あ~、アイツ沖縄初めてなんだろうな~」
「はりきってんな~笑」と
思われるくらいには浮く。
サングラスをしてなかったのが唯一の救いだ。
どうして気付かなかったのだろう。
どう考えても邪魔じゃん。
いや、試着したときにちょっと気付いてた。
電車に乗った時には完全に気付いてたし
なんなら空港で、もう捨てようかとも思った。
でも!
青い空と青い海に、つばの大きな麦わら帽子は
マストだったの!私の中では!!
もう、完全に意地です。
歩く度にヘコンヘコンするつばも気にしない!
私はこの麦わら帽子と生きていく!
…
振り返って思います。
…何してんだか。
#50【終点】
どこまで行けば
どれだけ待てば
その心に近づけるのだろう。
そんなことを考えながら
歩くこの時間の中
終わりの見えないカンケイを
本当は崩したくてたまらない。
#49【上手くいかなくたっていい】
「上手くいかなくたっていい」
そう言われても
私の何かが許さない。
#48【蝶よ花よ】
一人っ子と言うのは
何かと甘やかされて育っていると
思われがちだ。
箱入り娘だね、だの
蝶よ花よと育てられたのね、だの
耳にタコができるほど言われてきた。
確かに大切に育ててもらったとは思う。
でも、当人からしてみたら
窮屈に思うことも多かった。
欲しいものが何でも買ってもらえると思ったら
大間違い。
テストの点数は表にして管理され
門限は社会人になるまで20時。
県外に実家のある彼氏と結婚するなら
縁を切るとか言い出す始末…
未だ、親の喜怒哀楽が、分散されることなく
すべて自分に向けられるのは
しんどい以外の何物でもない。
可愛い、可愛いは
日々形を変えて
今となってはただの鎖。
もう、私なんか可愛くもないでしょう?
可愛いのは自分だけでしょう?