ガキの頃は、サンタさんを捕まえることに必死だった。
でも、1回もサンタの姿なんて見た事なんてなかった。
サンタを見る前にいつの間にか寝落ちしていた。
そんな自分もこの子達の親になって、自分が捕まえようとしていた存在になろうとしている。
ケーキやチキンなどを食べ、子供たちが寝息を立てた頃を見計らって、そっと枕元にプレゼントを置く。
ミッションコンプリートだ。
そして、この後は大人の時間。
子供の頃の話をしながら、クリスマスを過ごそう。
2024/12/25 クリスマスの過ごし方
今日はクリスマスイブ。
サンタさん来てくれるかな . .
僕の好きなバームクーヘンあげるから、お母さんを返して欲しいな。
バームクーヘンじゃ足りないなら他のもあげるから。
僕にお母さん返してよサンタさん。
2024/12/24 イブの夜
1番記憶に残ってるプレゼントは5歳のときだ。
サンタさんからライダー物の変身セットを貰った時のことはすごく嬉しかった。
同時に、寂しかった。
きっと他の友達は親に何を貰ったと報告していたはずだ。
今になって思う。
仕事で忙しかった親にはサンタさんは見えていなかった。見えてるのは俺だけだったってことだ。
きっと親なりの優しさだったんだ。
でもそれっきり、プレゼントは来なくなった。
きっと、俺がいい子にしてなかったからサンタさんは親まで連れてったんだろう。
2024/12/23 プレゼント
湯を張り、3つの柚を湯に入れる。
柚の香りがお風呂中に広がる。
バスボムでも良かったけど、実物の方が気分的に上がる。
はぁぁー
とても気持ちがいい。
今日の夜はまだまだ長い。
ゆず湯でゆっくりしてから長い夜を明かそう。
2024/12/22 ゆずの香り
いつか見た鳥のように、大きく広い空を飛び回り世界一周したいなどと思っていた昔の自分。
大人になるにつれ、鳥になって羽ばたけるわけじゃないし、世界一周なんて夢のまた夢ということを知ってしまった。
先輩や上司に怒られる毎日。
でも、変わらず大空はわたしの頭の上にある。
泣きたい時も、辛い時もいつも空を見ると励ましてくれているようだ。
大丈夫、まだやれる。
いつからか青空を見上げることが週間になっていた。
朝、ふと空を見ると綺麗な虹がかかっていた。
今日はいい事ありそう。
大空を背に今日も私は歩み出した。
2024/12/21 大空