【忘れられない、いつまでも】
いつまでも忘れられないこと。
そう聞かれて、とっさに何か思い浮かぶわけではない。
ただ、思い当たる“忘れられないこと”は多少あるけど、それが“忘れられないこと”だと思いたくないだけだ。
私は、忘れたくないことを、いつか忘れてしまうのに、絶対に忘れたいことをいつまでも忘れられない。
人間の脳は、「思い出」という名の記憶と「トラウマ」という名の記憶という区別は可能であるにも関わらず、忘れたい記憶と忘れたくない記憶の区別は困難らしい。
都合よくトラウマが消えることもなければ、いつまでも思い出を鮮明に振り返ることもできない。
まぁ、私には、どうしようもないことだ。
そんな惨めさと物悲しさが、いつまでも私にはある。
【一年後】
変わっていてほしいと思う部分はたくさんあるけれど、変わらないでいてほしいと思う部分もたくさんある。
一つ分かるのは、きっと変わらず本は読んでいるだろうし、文章を書いているのだろうということ。
【初恋の日】
未だに「恋」という感情を抱いたことがない。
友愛などはあるが、恋愛は未知のままだ。
いつの日か、やってくるであろう感情に恋い焦がれる。
【君と出逢ってから、私は・・・】
今の私には、やりたいことや好きなこと、欲しいものや大切にしたいものが、それなりにある。
文章を書くことの楽しさに気がつけたのも、推しがいることの素晴らしさを知れたのも、自分自身のことを理解してあげようと思えたのも、初めて私の将来の夢を応援してくれたのも、全て君達のおかげ。
最高の友人がいて、仲間がいて、同志がいて……
大切にしたい人達がいる。私は今でも十分に幸せ。
【大地に寝転び雲が流れる・・・目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?】
大地に寝転んで、空に流れる雲を眺めるということを、私はあまりしたことがない。そして、寝転んだまま目を閉じて、お話が浮かんできた経験もない。
きっと雲を眺めていたから、その雲がどんな形をして、どこから流れてきたのか、を想像すると思う。すると、いつのまにか眠ってしまっているのだろう。
とても素敵なシチュエーションだ。