【たとえ間違いだったとしても】
私たちには、たくさんの選択肢がある。
だからこそ、どれを選ぶのか、悩み、迷い、考える。
これでよかったのだろうか。
あっちの方がよかったのかも。
私たちには、選択したことを後悔する可能性がある。
あなたの選択が、もしも間違いだったとしたら、その後どうすればいいのか、と考えることができるだろうか。
あなたの選択が、たとえ間違いだったとしても、その後どうすればいいのかを選択することはできるだろうか。
【雫】
花びら、木の枝、じゃぐち、大空、水筒、瞳。
様々な所から、あふれでる綺麗な一滴。
それは光を反射して、どこまでも滑り落ち、留まる。
消えても、まだ筋が残り、存在していたことが分かる。
ポチャリ、と音を鳴らす。
「しずく」
とても美しい響き。
【何もいらない】
私は、とても傲慢なので、たくさん欲しいものがある。
読みたい本、観たい動画、習いたい学問。
食べたい料理、撮りたい景色、書きたい言葉。
知りたい情報、歌いたい音楽、聴きたい声。
行きたい場所、乗りたいアトラクション。
着やすい服。忘れたくない思い出。大切な宝物。
気の合う友達、ちょうどいい孤独、必要最低限の金。
尽きない想像力、ダルくない優しさ、それなりの愛。
欲しいものが多すぎて、困ってしまう。
だから、「何もいらない」なんて、いらない。
【もしも未来を見れるなら】
進学と同時に別れた友人との関係は続いているか。
それだけは確認する。
【無色の世界】
この世界は、モノクロで彩りがないわけじゃない。
ただ時々、色彩があると気づけないほど、日々の生活や周りの景色が味気なくつまらないと感じることがある。
そんな時は、知らない曲を聴いてみたり、気になる漫画や小説を読んでみたり、と自分自身にとって真新しいと感じる“何か”に触れてみることにしている。
未知の感覚や気づきを得られることもあるし、そこから知らなかった色を認識できるようになるかもしれない。