暗闇の中に1つの光が灯っている


1つの光を頼りに生きている


頼らないと生きていけないだなんて






私みたいだ。

すごく仲良しで

ずっと一緒だったのに

親の転勤で離れてしまった



「え、だれ？」

「覚えてないの？」
「すごく仲良かったじゃん」

「あ」

人は数年で変わるものだ

「また会いましょう」



あぁ、また嘘をついてしまった。

「俺とあそこ行かね？」

「は？」


彼から誘われたヨクナイ遊び
行っては行けない場所への誘惑
無理だよと断ろうと思ったが好奇心が勝ち、、


「まぁ行ってあげないこともないけど、、」

「よっしゃ！」

「てか他にも出来ることあったでしょ」


「いや」
「スリルある方が楽しいじゃん？」

ただのススキを取りに行かされた
最初はただただ面倒くさくて少しイライラもしながらススキのある場所へ向かっていた

その場所へ着いた途端世界が止まった気がした

ススキが揺れてる中に髪を揺らした少女がいた

自分の心もススキと共に揺れていた


これが恋というものなのか