言葉にできない


苦しい、痛い、助けて。
何故そんなことをする。
やめろ、やめてくれ。

届かぬ私の声。

それは、息子が睾丸目掛けて頭突きしてきた日の事だった。

春爛漫

涙が止まない。

どうしてこんな思いをしなくては行けないの？

美しい花びらと共に花粉も爛漫。

誰よりも、ずっと


容態は悪くなかった。
急いで病院に駆け込んだ時、もうダメになるんじゃないかと涙が流れるところだった。

ほんとに良かった。

火傷した股間が良くなって。

お題:これからもずっと


待って行かないで。

手を離したくない。離してはいけない。

だが、どちらでも結果は変わらなかった。

俺は、股間に熱湯をぶっかけてしまった。