私の気持ちは、好き嫌い程はっきりしない。それで良いんだろうとは思う。けど、好くないとも思う。だって、その裏にはどうでもいいが含まれているから。

　夜に染みる程灯っている街を、善と見なすか、悪と見なすか。まだ私は決められていない。

　やりたいことは掌ぶん。まったり、何かに浸ってたいかな。

　アラームもないのに目が開いた。微かな光が漏れるカーテンを開ければ、朝日が少し顔を出したところだった。温もり、ではないけれど清涼さが目に沁みて。じんわりと、胸に何かが広がったのだ。

　岐路に立たされる、なんて言うけれど、きっと自分の足で立ってる。それだけで立派な選択。