空蝉

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2/23/2025, 10:18:11 AM

75夜空を駆ける

どうやっても悶えることしか出来なかった

何もかもが手遅れでもう見ることさえ辛くて

ただ歪に生きているそんな状態で何かしたくても

思い付かなくてでもなにかは晴らしておきたくて

夜の空の中駆けたあの時に思い残すことは無かった

ならもう一度見ておきたくて同じことを繰り返す

2/21/2025, 9:08:01 AM

74ひそかな想い

隠れた心に意味は無くて

季節の移ろいを眺めている

その間貴方に酔っていた

貴方に人が付いていると

ただただ情けなくて辛かった

そのままにしておくにはもう遅くて

意識して気づいてしまったから

いつか貴方にぶつけてみたい

2/19/2025, 12:51:26 PM

73手紙の行方

浮ついたの意識の中で

手紙を書いた相手を想う

いつからか書いている手紙は

もう貴方への想いを抑えられず

風に吹かれて飛んでいった

2/18/2025, 2:03:35 PM

72輝き

輝きの下に闇が集まる

漆黒に近くなればなるほど

輝きは増して行き

今輝きは漆黒を残して開花した

眩しく光っていたからか

嫉妬すら向けられて

その輝きは熱を失った

元々あったものなのに

2/17/2025, 10:11:25 AM

71時間よ止まれ

ただ今しかないのならどうもしなくてもいいのではないかと

思ったときには止まってしまった自身の刻限になにも思わず

ただ眺めて見て願ってしまった契約の祈り黎明の業今は亡き

『時間よ止まれ』このひとことから取り返しは付かなかった

身が滅ぶこともなくただ孤独を見つめたそんな世界で唯1人

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