今日のお題『あなたは誰』

鏡にうつる　あなたは誰
私のようで　私でない
私は左の頬にほくろはないわ
私は右の目が二重なの
そして私は　そんな風に泣かないわ
私は強い女のはずよ
あの人がいなくたってへっちゃら

鏡にうつる　あなたは誰
私のようで　私でない
私はもっと鼻が高いわ
私はもっと唇が薄いはずよ
そして私は　そんな風に笑わないわ
私は強い女のはずよ
男に媚びなくても生きていけるわ

鏡にうつる　あなたは誰
私のようで　私でない
私はもっと垢抜けてるわ
私はもっと色気もあるの
まるであなたは…　昔の私みたいね
今の私はあなたじゃないわ
ひとりでだって生きていけるの

今日のお題『手紙の行方』

あの日私が書いた手紙を
あなたは読んでくれましたか
あなたの返事を待っているうちに
季節がいくつも流れてゆきました

あなたにあてた手紙は
もう中身も忘れてしまって
あなたの顔もだんだんと
薄れています　思い出とともに

あの日の手紙は　もう
遠い過去のもの　なのに
差出人にあなたの名前を
探してしまう私です

今日のお題『輝き』

きらりきらり
何の輝き？
おほしさまの輝き？
宝石の輝き？
夜の明かりの輝き？
いいえ　それは
あなたの心の輝き

世の中が光り輝いている時
それは　あなたの心も輝いている時
世の中の光の輝きを
あなたが見つけられる時

だから　世の中が輝くときには
あなたは誇ってよいのです
わたしは今輝いていると
胸を張って歩いてよいのです

今日のお題『時間よ止まれ』

君と歩く帰り道
君を見てる授業中
何度も思う　時間が止まればと
そんなぼくの青春時代

あの日桜散る中で
微笑む君の姿は
今も　ぼくの心の中で
鮮やかに残っている

あゝあの日の青春たちは
今は遠い過去のもの

あゝ時間よ　あの日に戻して
そしてそのまま　止まってしまえ

あなたと歩く帰り道
あなたを見てる授業中
何度も思う　時間が止まればと
そんなわたしの青春時代

あの日　頬染めてつないだ
あなたの手の温もりは
今も　わたしの心の中で
消えることなく残っている

あゝあの日の青春たちは
今は遠い過去のもの

あゝ時間よ　あの日に戻して
そしてそのまま　止まってしまえ

今日のお題『君の声がする』


悲しいことばかり続いて
前を向けなくなったとき
そんなとき聞こえる君の声は
僕の顔を上げさせる

君は唯一無二の人
僕には欠かせない人　だから
どんな雑踏の中にいたって
君の声が聞こえる気がする

嬉しいことがたくさん続いて
分かち合いたくなったとき
そんなとき聞こえる君の声は
僕の足を速くさせる

君は唯一無二の人
僕には欠かせない人　だから
遠く離れていたって
君の声が聞こえる気がする