#あなたとわたし

いつもでも君は一緒と思うけど
　　　　私はいつも一人きりです

歩くとき私のことを振り向かず
　　　　すっと離れて背中を眺め

誰かとは心の中は繋がらぬ
　　　　そばにいるからよくわかること

#柔らかい雨

あまやどりなかなか止まぬ霧雨に
　　　　　飛び出し走り纏わる雨に

夏に降る少し冒険はやしにも
　　　　　木漏れ日当たり輝く雨に

#哀愁をそそる

枯葉散る歩道でステップ踏む友が
　　　　　　　彼と別れた涙をこぼす

寂しさを空に放って笑顔見せ
　　　　　　　細い肩から天をつかんだ

#鏡の中の自分

己に呪文をかけ可愛いと
　　　　　鏡に映るはみにくいこころ

夜の闇深く入りては振り返る
　　　　　輝き映るマコトノジブン

#懐かしく思うこと

この角を曲がって二軒此処だねと
　　　　　　　心が騒ぐ君がいた場所

変わるのは思い出じゃなくて今の僕
　　　　　　　お茶したカフェ泣き顔の君