私の名前
昔は自分の名前が嫌いだった
由来もよくわからないし
漢字でどう書くの?って
言われると恥ずかしかった
でも今はこの名前を好きになれた
覚えてもらえるし
呼びやすいと思う
これまでずっと
些細なことでもいいから
何かしら目標を持って生きてきた
それが自分なりの生きる意味になるんじゃないかと
勝手に決めていた
誰かにやれと言われている訳じゃないから
やってみてダメだったらそれでいい
どんなに時間がかかってもいい
達成できたらまた次に何をしようか考える
色んな事をやってみて
何かに挑戦する事が好きなんだと分かったから
これからも何か目標を持って生きていくんだろうな
年をとって
できない事も増えてきて
もういいか
なんて思う時が来るまで
色んな事をしてみたい
夏
暑さに弱い私には
苦手な季節
涼しいお部屋の中の
冷たい床で
ゴロゴロするのが好きなのです
過ごしやすい季節になれば
あなたに甘えてくっつきますが
今はどうしてもダメなのです
全身を覆うフサフサの毛が
暑くて暑くてたまらないのです
あなたは私を抱きしめて
かまいたいのかもしれません
折角ですが
全身で拒絶してしまいます
冷たい態度をとってしまう私を
どうか許して下さいね
また涼しい季節になったら
かまってください
あなたの愛猫より
君と最後に会った日
あの日は君から会いたいって連絡が来て
会う事になったね
いつもの居酒屋で
お酒を飲んで
君は幼馴染だから
昔の話で沢山笑って
楽しく過ごして
帰り道
「また会おうね。」
って別れたけど
その後すぐに感染症が流行して
世界がおかしくなった
お互い連絡する事も無くなって
随分年月が過ぎていた
元気にしているか
気になっていたけど
自分から連絡する事は何だか出来なくて
ただ日常を過ごしていたけど
正直なところ君からの連絡をどこかで待っていた
4年経って
君から連絡が来た時は
信じられない程嬉しかった
またいつもの居酒屋で
あの時みたいに沢山笑ったね
これで最後でいいと思える時が来るまで
最後の日は来なそうだ
繊細な花
花はどれも繊細に見える
どの品種もそれぞれの美しさがあり
健気で儚い
ちょっと陽に当たりすぎたり
水が少なかったり
水をあげすぎてしまったり
寒かったり
暑かったり
そんな事で
しおれてしまう
花弁が落ちてしまう
枯れてしまう
大切にしていても
長持ちしなかったりして
まるで自分を見ているようだ