70億分の1のnへ
最後の連絡が来た後はまさに地獄だった。地獄に突き落とされ、こん棒でたたかれ続け、油をかけて火をつけられ…メンタルが完全にやられてた。崩壊寸前で、仕事を辞めるか…、家を出て地方で独り暮らしをするか…、病院でカウンセリングを受けるか…、いや手っ取り早く…
ボロクソになり床に倒れこみ、出会った時から会わなくなった時までを思い出したんだ。映画の話し、文学の話し、音楽の話し、東大の過去問、そして過去のつらい思いでを話した後、俺の手を握った時に見せた少女のような笑顔。楽しかったな。本当に楽しかった。もし、このまま俺が壊れたらnとの出会い、nとの思い出が全部悪いものになってしまう。俺はそれだけは絶対に嫌だった。nを悪者にしたくなかった。心の底から愛してるんでね。
そこで、決意した。「nがいたから今の俺がいる。nのおかげで今の俺がいる。」となるような生き方をしようと。あの出会い、あの過ぎた思い出に意味を持たせたかった。実際、今はそういう方向で動いてる。絶対に勝つよ。見ててね。
二度と会わないと思うけど。
kさんより
星一つ一つにドラマがある。
その一つ一つをつなげ、星座とし大きなドラマをつくる。
素敵ですね。
一人一人にドラマがある。
一人一人をつなげ、大きなドラマをつくる。
カラマーゾフのような。
無理だな。
「踊りませんか?」
なんて言われたこともないし、言ったこともない。
今後の人生でも言われることはないだろし、言うこともないだろう。
ここでの「踊る」を「ダンス」と考えなければいいか。
「こころ踊る」「希望に胸が踊る」などの意味で使ってみよう。
80過ぎて「残りの人生、一緒に踊ってくれませんか。」なんて口説くのもありかな。
「あの時、あの場所で出会わなかったとしても、必ずどこかで出会ってたと思う。本屋さんのロシア語コーナーで偶然出会って。今回みたいに一目惚れしたんじゃないかな。」
とnは言ってたな。
俺もそう思うよ。出会いは必然だと。
また巡りあうことがあると思う。必然的にね。
次も「先生のことが好きです。」
って言ってね😊
あっ、やっぱり俺が言う👍
「奇跡をもう一度」
nを信じ、nを心の底から愛し続け、自分の使命をまっとうすれば再会する可能性があるらしい。
0.05%の再会を信じ、明日も頑張るよ。
25年後に三省堂のロシア語コーナーで偶然再会することを夢見て…