10/21/2024, 4:00:17 PM
もう届かないとわかっていても
届ける言葉すら風に舞い落ちても
それでも君に
伝えたいことがあったんだ
『声が枯れるまで』
10/20/2024, 10:31:52 AM
母との別れ
花の散り際
涙枯れる間もなく
新しい空気が肺を満たす
【始まりはいつも】
10/19/2024, 11:21:56 AM
取り合えなかった
互いに、たしかに
伸ばしていたはずのもの
誰かと、何かと
気付かぬうちに
知らないうちに
ああ、落としてしまっただけならば
諦めがついたかもしれないのに
『すれ違い』
10/11/2024, 7:59:56 PM
風になびいて波立つ布は
光をゆらゆらと部屋へ誘う
月夜に浮かぶ白波が
ゆらゆらと
私を眠りへと誘う
『カーテン』
10/10/2024, 10:53:12 AM
語る資格などないのだと
自分が弱いだけなのだと
理由をつけて、意地を張る
独り頬を濡らした理由を
本当はただ
聞いてくれる人などいないだけ、なんて
『涙の理由』