時雨

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7/12/2024, 10:08:26 AM

これまでずっときみが好きだった。
愛していた。
誰よりも。
あの日の校舎。
遠い記憶。
でも。
急に死んでしまうから。
心臓が張り裂けそう。
いつか僕も。
この世界に殺される日が来るから。
その時まで。
これ以上ないぐらい好きって言って。
君を葬った。

7/11/2024, 10:46:25 AM

<ねぇ)
                     (何>
<きいてる?)
                   (見てる>
<みてるんだったww)
                   (馬鹿め>
<がーん…)
<すきな人いる?)
                   (いない>
<きらいな人は?)
             (それはいっぱいいる>
<さいてーwww)
                  (うるさい>
<気付いてる?)
                  (なにが?>
<たてよみ)
<おーい)
<反応してー)
              (それはぼくも同じ>

7/10/2024, 10:59:30 AM

目が覚めたら、私は空中を歩いていた。 
そこら中に漂う夏の色の中を歩く。
そして、一年前に戻っていた。
友達と話す私の姿。
鏡の中に潜る。

そこで目が覚める。
よだれが垂れていた。
あれ?さっきまで何を見ていたんだっけ?
夢が薄く遠のいていく。
あー。暑い。
夢の中の夏はこんなに暑かったっけ?

7/9/2024, 10:42:06 AM

玄関前の花の死体も、飲みかけのコーラも、
散らかったカップラーメンの器も。
それが日常。
私が何をしようが。どんな暮らしをしようが。
それが私の当たり前になる。

7/8/2024, 10:05:20 AM

街の明かり。街灯。喧騒。沈黙。潮騒。交差点。
人間が嫌い。
それだけ。
大量の人間が住むこの街。
それぞれに汚点がある。美点がある。
儚い。美しい。醜い。
夜を歩きながら思う。

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