題 旅路の果てに
…やっとここまで来れた。
相棒も,アイツらも,そして俺も
皆死ぬ気で頑張って来た誰に無駄だと、出来っこない、夢を見過ぎだとか何を言われても気にせずあの壁を越えここに来る事を夢見て
頑張って来た。……なのに
俺はどうしてこんなにも虚しいんだ?ここに来る事ただそれだけにッッッ嗚呼そうか、他の奴はこの先の道を知っている。音楽を辞めて,父親の店を継ごう、このまま進もうとしているアイツらと違って俺は……
俺はどうすれば良いんだ?
終 happy end……?
題 I LOVE……?
ははは…もう疲れたんだ,俺は人形じゃない,お前らの奴隷でもない…
だけどこの街はセカイは綺麗だ,初めて屋上に来たが……おいおいなんだ?自分達に従順なお人形さんがいなくなるのがそんなに気に入らないのかよばーか
「I love everything in this world! (I hate you)」
飛び立つと世界は…残酷だが美しかった。
題 安心と不安
…最近はずっと悪夢をみる
あの子が死んでしまう夢を,
だからこそ起きて安心する
あの子は生きているのは当たり前だ,
先程見ていたのは悪夢だと。
…なのに何故だろう,心のどこか片隅で何か不安に思う。
私は何か忘れてしまったのだろうか…。
題 こんな夢を見た
「■■よ聞いてくれるか?パパはな何故か船旅から■■が帰ってこない夢を見てしまったんだ、悪趣味な夢だよな■■は無事に帰ってきてるというのに……」
彼はそうぜんまい仕掛けの人形に話しかける
彼はもうあの日から,息子が死んだ日からずっと狂ってしまった人形を息子と思い喋らないのは病気だからだと思い金を横領するようになってしまった。
しかし俺には責める権利は無い,ずっと側にいながら,なぜ死んだのかも知っているというのに狂っていながらも幸せそうな彼を…
最愛の息子が死んだと言う絶望に落としたく無いのだ。
題 特別な夜
今日は父さんの誕生日。
僕は父さんが良く美味しいと言ってくれた
オムライスを作る
このオムライスも父さんが作り方を教えてくれた…妻も子ももう居ない僕は誰かに教える事も作る事もない
父さん,僕もう今では裁判官のトップだ
汚いお金であろうとも所有して…息子がそっちに行かないよう頑張った,でもダメだった
父さん,僕もう疲れたよ
独りはもう嫌だ 嫌われるのも嫌だ
これ,父さんが僕が生まれた年のワイン。
一緒に呑もうって約束だったよね。
〜翌日〜
反乱が起きた…もう駄目みたいだ
死ぬ時は思考がスッキリすると言うのは本当なんだね,息子に銃口を向けられても平然としていられる。
……ありがとう■■