幼稚園の頃、通園用の帽子で一匹の蝶を捕まえた。母に呼ばれ、帽子のつばを上げると、出てきたのは、二匹の蝶だった。これは実話だ。モンシロチョウかは忘れてしまったが私にとって大切な思い出であることは間違いない。
お休みなさい。
忘れられない。忘れたくない。それでもきっと私は忘れてしまう。つまらない記憶の無駄遣いで。ちゃんと覚えていなきゃ駄目なのに。
お休みなさい。
三年生かあ卒業したくないなあ、とか言ってるのかな。部活で活躍してるのかな。部活辞めてないよね。いい加減先輩なんだから責任持ちなよ。一年生が二年生になって、二年生が三年生。三年生は高一。ずっと下っ端でいたかった。
お休みなさい。
したことがない。というか正直読み方もよくわからない。恋愛なるものはしたことがない。「恋」であることは分かる。
誰にも言ったことがないけれど、異性が好きであると言い切れる自信もない。経験上あるのは大量の「恋」の相談。したこともない人間にはないアドバイスを求めるのはどうなのだろう、と思うしそれに対して想像のみで返答している自分もどうかと思う。
人並みに顔立ちは整っている方だし、とても太っているわけでもなく、目立った障害や周りとの外見の違いもない。我儘を言わない控えめな「いい子」である自信はある。それでも恋の経験がないというのは皆が思うより意外と悩ましいものだ。中1まで「彼氏」の意味や、「リア充」の意味もまともにわかっていなくて、恋愛小説なんて、?の羅列。この前は「メンヘラ」って何?と聞いて白い目をされたことだってあった。
恋愛とは楽しいのだろうか、心弾むのだろうか。私にはよくわからない。
お休みなさい。(いつも♥ありがとうございます。)
正直ずっと終わって欲しいって願ってたけど、終わる頃になってまだ生きたいって思うのが私なんだろうな。
あともう一日でもいいから好きなことをしたい。
あともう一週間 もう一か月 もう1年。
結局私は生きていたい。生きて好きなことをしていたい。
もし明日世界が終わったら?どうするんだろうね。わかんないや。
「わかんない」っていう曖昧さが私の一部でもあるから。好きに想像して。
お休みなさい。