5/30/2025, 12:30:49 PM
地球の速度で回り続ける
あなたとあなた
わたしとわたし
まだ続く物語は
月と太陽を
結びあわせ
週明けの午前0時に
封を切る
日常という 群像劇
5/29/2025, 12:05:22 PM
空をゆく 鯨もいれば
地を這う 渡り鳥も
ナシを追いかけて笑う蟹も
人家に山の幸を届ける狐も
この世には存在する
物語を書く人が いる限り
5/28/2025, 10:56:52 AM
今更戻る気さらさらないわ
あんたの部屋にも
あんたの心にも
5/27/2025, 11:42:49 AM
これで最後
と言い聞かせ
いちごシャーベットを
グラスに誘い込んだ
5/26/2025, 12:55:19 PM
僕が最初に君の名前を呼んだ日は、まだお互いに顔を見ているだけだった。
君がどんなヤツか知らなかったし、僕も自分のことを何も明かさなかったから。でも、イタズラ好きの僕たちに秘密を守ることなんて不可能だ。
面白いと思ったら、すぐに飛びつくタイプ。僕も君もそうだった。
僕の家にやってきた翌日の朝、庭の土をほじくり返していた君を見つけた。僕もシャベルを持ってきて、君の横で土の山を作った。
土いじりに飽きてきたら、泥だらけで庭を駆けずり回って鬼ごっこをした。
ゴン太も僕も、母さんにはこっぴどく叱られた。でもその日から僕たちはとても気の合う遊び仲間になったんだ。