標準偏差以内の人生
表情殺して腐った品性
気づけばまた。只々過ぎ行く日々
黒く澱んだ水槽にうつるのは微笑だった
私は
『ジャックポットサッドガール』
「ねぇ、お兄さん。なんか焦げ臭……って何やってんのさ。パパとママに怒られるよ?ってもう死んだんだったんだ!」
「お前、相変わらず良く1人でマシンガントークできるよな」
「まぁまぁ、教えてよ。何をキッチンで燃やしてんの?」
……………………昨日までの自分……だよ。
「ふぅんそっか。」
そう言って妹はキッチンを後にした。
今朝蛇口を捻ったら水がでてきました
つい先日まで何kmも汲みに歩いていたのに
起きたら蛇口が着いて、しかも、透明な水かでてきたのです
飲もうと思っていたらいつの間にか戦場にいました
所謂御恩です
私は男でしたので家族の代わりに行くことになりました
家族が水を苦労しないで飲めるようになったのは全てあの国のお陰です
なので、私はあの国の人間の代わりに足となって戦場に行くことになったということです
その頃。私には、家族と一緒にいたいなんて、言えませんでした
言うことは許されなかったのです
「ねぇ、玲於って好きな人居んの?」
「…居ないよ」
「え?!何だよ今の一瞬の間!」
「これ居るパターンやろ。玲於顔は良いからな〜」
「はいはい勝手にやってろー」
そう言い俺は教室を後にした
「『これ居るパターンやろ』……なんだよ、それ」
否。本当に居ねぇんだよ
てか、恋愛感情なんて俺に理解出来る訳ないだろ
はぁ、と俺は本日何回目かも知れない溜息を吐く
何奴も此奴もこんなだな…
俺は高校生になって速攻先輩に食われた
その後もモデルをやらないかと言われたり色々あった。俺はその辺りで自分は世間一般的に見れば顔が良いと知った
俺は何故かモテていたから気が乗れば媚び振ってくる女と付き合ったりもしていた。
只、どんな女と寝ても恋愛感情を抱いたことが無かった。分からなかった。
けれど、恋愛感情こそが人間の本能に最も近い感情だと俺は思った。だから知りたかった。
恋愛感情を知ることで自分が人間であることの証明になるのかもしれない。本気で心から思った、だから女にモテる方法を身につけるために色んな特技を身につけた
勉強、ピアノ、楽器、絵、運動、歌、花言葉、必死さ、笑顔、愛嬌、泣き方、ご飯の食べ方、趣味
元より器用ではあったため大して苦労もしないでいい成績を残せた
その、所謂「なんでも出来る」というミステリアスさに、女性は惚れるらしく運が良いとも思った
だが、人を愛する才能は無く次々に人は去っていった。かと言って寂しいなんて感じたことも無かったが
まぁ、所詮2319文字で組み込まれた人格だし仕方ないと言えば仕方ねぇか
6年前…
俺の人生の記憶は人生の途中からしか存在しねぇんだから
6年前のあの日から人生そのものがないんだしな
多分、それ以前は……闇だろうなぁ
右も左も分からない闇の中で只浮かんでた
自分が目を覚ました時には何故か目の前に見える研究施設だったものっぽいやつがあって
その中に入ったら全員死んでた
俺は何故か裸で、手には血染まったメスを握りしめていた
後々考えれば俺が殺したのだろう
それから中に進めば見たこともねぇ胡散臭そうな笑みを浮かべた青年が座っていた
名を玲と行った
そいつは、そいつは迚胡散臭い奴だった
1点も、信用出来る所がなく1人でつらつらと喋っている。まるで俺がいないように
「それでさ、僕最近電子遊戯にハマってるんだけど君もやる?あ、それとも別に欲しいものある?」
いや、こっちに話振ってくるんかい
「……………無いよ、なんか狙ってんの?」
「いいやなにも」
なんだよ、その笑み。気色悪ぃな
ほんとに人間か?
いや、俺もそもそも人間なのか?
ひとまず泊まれる所が無かったから、目の前の胡散臭い男に着いていくことにした
心の底から不毛だがな!!!!!
明日のお題によっては続くかも?
無理やり繋げるかも!!!!
to be continued?
朝が来ないままで息ができたなら
私も少しは息がしやすくなるのかな