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12/13/2023, 10:23:45 AM

好きだよ
 愛してる

日々注がれる愛に、自分は返せていただろうか。
自分だけ埋もれていなかっただろうか。

ずっと笑ったままの貴方に、私はずっと後悔だけが溜まっていく。
この食事が、この祈りが、貴方へ愛として届いていますように。

空を見上げて、また貴方を想う、冬の一日。


【愛を注いで】
#5

12/12/2023, 11:30:53 AM

心というのは、誰にも入られたくない繊細なもので。

けれど、貴方の心が分かるのなら。

心と心で会話ができるのなら。

もしもそんな世界があったのなら、
 私のこの想いも、打ち明けられるのでしょうか。
  貴方へ送ることが、できるのでしょうか。
   貴方は何を想い、どんな言葉を選ぶのでしょうか。

SF小説を読みながら、そんなことを考えた。


【心と心】
#4

12/11/2023, 11:36:38 AM

揺れる電車の中。窓の外はもう紺色に覆われている、そんな冬のある日。
私は隣に座る貴方とイヤホンを共有して音楽の世界に浸っている。

 赤い耳を、イヤホンを付け直すフリで隠して。

  震える口元を、マフラーで覆って。

肩が触れるのなんて、気にしていませんよ。何でもないフリだけが上手くなる。

ああ、どうか、このうるさい心音が貴方に聞こえていませんように。


【何でもないフリ】
#3

12/10/2023, 10:33:14 AM

都立高校受検、一般試験日当日。

会場校に集まった受検生達を見て思う。

 ここにいる人は、みんな敵で、みんな仲間だ。

そう思えば楽になれる。一つ息を吐いて、ペンを走らせた。


【仲間】
#2

12/9/2023, 2:05:14 PM

君の手は冷たい。
私の手も冷たい。

でも、手を繋げば
カイロを触るより
ポッケに手を入れるより
暖炉に当たるより

手も、心も
  暖かくなるの。


【手を繋いで】
#1

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