四四〇

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8/21/2024, 4:51:01 AM

その言葉は次が2度とないと示唆する
魔法の言葉かもしれない。

悲しさと思い出を噛み締める
魔法の言葉。

この言葉を紡いでしまえば

もう私と貴方に繋がる糸が切れる。

振り返って、なにもなくなる

貴方と景色を焼き付ける。

自身の辞書を沢山開いて

ふさわしい一言を。


–さよならを言う前に–

8/19/2024, 4:35:00 AM

外面だけを見たままに映す
不思議な道具。

どうも私は笑っている。

笑顔が一番だとよく言われる。

誰だって笑顔が似合う

心まで映してくれたら

こんなに泣かなくて済む。

たまには嫌な姿すら見せてしまいたい。

笑ってなどいない。

笑ってなどいられない。

–鏡–

8/15/2024, 9:04:21 AM

人が足で移動するよりも早く

足をゆっくり動かし

足よりも早く移動する。

風に乗って、調子に乗って。

坂を登って、坂を降りる。

頭と心を空っぽにして

ブレーキを踏む。

そんな感じ。

–自転車に乗って–

8/13/2024, 6:13:44 AM

声色となんら変わりない。

声が音符になり

声ではないもので

君が話しかける。

実に君らしい。

五線譜に描かれる

君らしい音色を

君の声ではない声で

私は酔いしれる。


–君の奏でる音楽–

8/4/2024, 2:04:46 AM

空を飛んでおこう。

嫌いな事、仲良くお話ししてよう。

普段言えない愚痴も

たくさん言葉にしよう。

色んなところにコロコロ移動して

覚醒してしまう前に

なんでもやっておこう。

現実が押し寄せる

太陽を目にしてしまう前に。


–目が覚めるまでに–

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